紙を知る遊び

メカニカル シルエットは、紙という特性を知るゲームとしても作成しました。

少し角度をつけるだけで立つんです。不思議ですよね?これは土台がある程度の大きさと重さがあることもシルエットが立つ要因となっています。
そして、自立していたはずのシルエットが破壊されて壊れていくと、へたれて倒れることがあります。折り目をつけたり、上の方を切り取ったりしてバランスを取ることでなんとか立つことができるのですが、どうしてへたれてしまうのか。どうして立っていられるのかを考えるきっかけになれば幸いです。

子どもと一緒につくってみて、シルエットが立つまで試行錯誤するというのも面白そうですね。

推測する遊び

対戦プレイやチーム戦プレイだと、お互いのシルエットの武装がよくわからないまま始まります。
潜水艦ゲームに近いですね。どこに相手の弱点があるのか探っていく時に大事なのが、相手の武装の配置の仕方です。
例えば、基本的にコアの周りには装甲を置いたり、腕部でコアを庇えたりするように武装を配置します。
コアがどこにあるのか?それが分かれば、ホーミングミサイルで狙い撃ちすることも可能でしょう。
もちろん、そういった遊び方以外でも楽しめます。

作って壊す遊び

作者はプラモ狂四郎とかビルドファイターズ(無印)が好きなんですが、プラモデルを毎回壊して直すのはかなりビビります。
そこで、紙なら作って壊してもそこまで辛くないだろうと思ってメカニカル シルエットを作りました。
このせっかく作ったロボットが壊れていく様子は、なんというかロマンがあります。
そして、壊れながらも勝った機体には不思議と愛着が沸き、今度はどんな武装を搭載しようかと考える楽しみがあります。

より多くの人が楽しめる遊び

プレイヤーによって、協力ゲームが好きな人も対戦ゲームが好きな人もいると思うので、両方とも遊べるようにしました。
自分で作って壊すことが目的なので、協力ができない、対戦ができないという理由で手が出せなかったとしたら嫌だなと思ったからです。
(ビデオ通話やWEBカメラを設置すれば遊べなくはないですが)オンラインで遊ぶのは難しいのでソロプレイもできるようにしました。

世界観に浸る遊び

シナリオでは硬派なSFアニメっぽい雰囲気で遊べます。シルエットクラフターで製造された巨大ロボットであるシルエットが戦いあう世界なので、思い浮かぶ作品がいくつもあるのではないでしょうか。だいたい合ってます。
そういった作品を下地にした世界にして、TRPGのようにロールプレイして遊ぶのも楽しいと思います。
ビルドファイターズみたいなワイワイとしたスポコン・部活ノリの世界観で遊ぶのも一興ですね!

そこまで深くなくとも、ゲームは多かれ少なかれ、ルールという縛りによってプレイヤーはゲームの世界に浸っているといえます。
ゲームを楽しみ、そして、自分だけの最強のシルエットをつくってみてください。

保田