◆ゲームの概要
 このゲームは愉快な住人と会話してウサギを追う会話協力型カードゲームです。
 専任もしくは持ち回り制で愉快な住人を
演じるGMひとりと、主人公のPCを演じる
プレイヤーに分かれて遊びます。
◆ゲームの勝利条件
 9シーン目が終わるまでにウサギを捕まえます。
◆ゲームの難易度選択
シングル(2人プレイ向け)/ ノーマル(3人以上)/ ハード
◆内容物:カードの内訳 合計32枚
ルール(以下、カード省略)×2 プロローグ×1 GM×1
PC×4 エンディング×3 行先×3 ロール×9 NPC×9
◆専門用語
GM:ゲームマスターの略、司会進行役でNPCを演じます。
プレイヤー:ゲームの参加者で、PCを演じます。
PC:プレイヤーキャラクターの略、ゲームの主役です。
NPC:ノンプレイヤーキャラクターの略、ゲームの脇役です。
電脳車:ヴィークルとも。無人で路上駐車するとすぐ盗まれます。
シーン:PCとNPCが会話する1場面のこと。順繰りに回ります。
プリセット:脳内予測可能なインプットされた4種類の行動です。

◆ゲームの準備

A.専任GM(3~5人プレイ)の場合
①専任GMはGMカードを手元に置きます。
②プレイヤーはPCカードを1枚選びます。

B.持ち回りGM(2~4人プレイ)の場合
①それぞれPCカードを1枚選びます。
②一番若いPC番号にGMカードを渡します。

③(GMを除く)一番若いPC番号のPCが最初のシーンプレイヤーです。PCカードを裏返します。
④下の図のように各カードを配置します。GMはプロローグカードを読み上げたら裏返します。

◆シーンの進行1

1.シーンの描写

 GMはロールカードを1枚引き、下半分を使います。
書かれた反応とNPCカードのイラストをもとにNPCの設定を考えます(場所、職業、口調など)。
 NPCの設定が決まったら、PCがどんな場所でNPCと出会ったのか口頭で描写します。

2.シミュレーションフェイズ

 シーンプレイヤーから時計回りにNPCと会話
します。プリセットの行動の中からひとつ選び、ウサギの行先を尋ねるロールプレイをしましょう。
 GMはPCのプリセットからどれをロールプレイしているのか推測できるまで会話を続けます。確定
した時点でNPCとして以下の反応をします。
 ◎:好意的、効果のあるセリフを言います。
 △・×:◎の行動のヒントをセリフで言います。
 各PCは出会い頭、脳内チップで反応を予測して、その予測結果を共有して実際の会話に活かします。
 ここでの会話はアクションフェイズに影響しません。

3.行先の確認

 GMはここで行先カードの内容を把握した上で、上層・下層・大通りへ隣り合うよう裏向きに伏せます。

◆シーンの進行2

4.アクションフェイズ

 シーンプレイヤーは9つの行動のうちから◎だと思う行動をひとつロールプレイします。
 GMはNPCとPCの会話のやりとりを通してどの
行動か推測します。どれかひとつに絞れたらPCのとった行動に応じて、以下の反応を返します。
 ◎:成功の行先カードがどれか教えます。
 △:失敗の行先カードを1箇所だけ教えます。
 ×:何も教えず、あいまいに返事します。

5.行先のチェック

 会話を終えたら、シーンプレイヤーが行先カードを1枚めくります。成功:縦向き/失敗:横向きにNPCカードとロールカードを1枚、捨札に並べます。

6.次のシーンへ

 シーンプレイヤーの次のPC番号のPCにシーンプレイヤーが移ります。PCカードを裏返して交替します。
※持ち回り制なら、GMも次のPC番号をもつプレイヤーに移ります。最後の番号まで進んだら次は最初の番号へループします。